交叉皮弁(switch flap)
例えば、ケガや悪性腫瘍の手術などで上眼瞼の欠損などが生じた場合に、上眼瞼の特異な機能や構造と類似した構造をもつ下眼瞼の全層組織を利用することができれば、機能的にも整容的にも再建に優れていることが容易に想像つくが、このような場合に下眼瞼の一部を下眼瞼につなげたまま上眼瞼に移植し、欠損部の組織を補う方法。
この方法は後日、切り離しの手術を行う必要がある。
同じような考えで、口唇部や四肢などでも使われる場合もある。なので指の場合はCross-finger flap(指交叉皮弁)などと呼ばれたりする。