悪性腫瘍
悪性腫瘍はがんとも呼ばれ、その特徴的な性質は良性腫瘍とは異なり、周囲の組織に侵入し、他の部位に広がる可能性があるものをいいます。
周囲の組織を破壊して発育し、発生原因を除去しても増殖を続け、血行やリンパを介して他の臓器に転移し、生命の危険を招くものもあるため注意が必要です。皮膚科の日常診療で見かける悪性腫瘍の代表的なものの中には、以下のようなものがあります。
・基底細胞癌 ・扁平上皮癌(有棘細胞癌) ・悪性黒色腫 ・Bowen病(ボーエン病) ・光線角化症(日光角化症) ・乳房Paget病 ・乳房外Paget病 ・隆起性皮膚線維肉腫 ・脂肪肉腫